CV線
CV線のスクラップです。CV線スクラップですが架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(Crosslinked polyethylene insulated poly-Vinyl-chloride sheated cable)の略称で電力用ケーブルとして幅広く普及しています。英語ではXLPE Cableと表記します。写真のスクラップは600Vの低圧ケーブルで屋内外の配線用ケーブルの一種です。絶縁体に架橋ポリエチレン、シース(外装)に塩化ビニルを使用しています。CV線は600Vの低圧用から500KVの超高圧まで使用されています。600Vまでが低圧ケーブルのCV線です。住宅や工場、商業施設や病院等、あらゆる種類、規模の建築物に対して採用されており、配線用として極めてメジャーなケーブルです。対候性も高く、屋外でも使用出来ます。一般的にCVケーブルと言えば交流送電用のCVケーブルを指し、直流送電用は特殊な架橋ポリエチレンが使用されています。下記写真は異なるサイズを並べており左から14、22、38、60、100、150、200、325sqとなっています。
CVケーブルは外周をビニルシースで被覆したものですが、2本まとめて2芯の円形に仕上げたものをCV-2C、3本まとめて3芯の円形に仕上げたものはCV-3Cと呼ばれています。多芯のCVケーブルは隙間を介在物で充填し、円形に仕上げています。CVケーブルは撚りあわせケーブル(CVD、CVT、CVQ)と比較して固い等、取り回しが困難であるため14m㎡程度までしか使用されない事が多いです。
CVD、CVT、CVQケーブルは単心のCVケーブルをより合わせた電力ケーブルの事です。施工性や許容電流値を向上させることが出来ます。2本撚りがCVD、3本撚り(トリプレックス)がCVT、4本撚りがCVQと呼ばれます。特に3本撚りあわせたCVT(写真2枚目、3枚目)が普及しています。
他の電線と同じように、中の銅線に価値があり、銅の歩留まりによって買取価格は変わります。勿論径の太い線が歩留まりも高く高価で買い取り可能になります。株式会社八木では以下の歩留まりを目安としています。
80%・・・100sq、150sq、200sq、325sq
75%・・・60sq
60%・・・8sq、14sq、22sq、38sq
株式会社八木では銅のリサイクル促進のため電線、銅線、CV線を買取しています。お電話でもおおよその価格をご返答できますのでお気軽にご相談下さい。