IV線・IVケーブル
IV線は電気系統の屋内配線に幅広く使用されている一般的な電線、ケーブルです。ビニル絶縁電線、Indoor Vinyl Insulated Wireの略称で、配線材料としては一般的な電線であります。屋内電気配線にはVA線が主流になっており、IV線の用途としては盤内配線、接地用(アース)、コンセント、スイッチ類の渡り線としての使用が主になっています。
導体と絶縁体のみで構成されており、こちらのIV線を外装のシースで被覆したものがVVF線、VVR線、VA線となります。IV電線は色の種類が豊富で黒・白・緑・赤・青・黄など、多くの色が生産されており、色により使い分けがされています。一般的には黒・赤を電源線、白を中性線、緑・青・黄を接地線として使い分けがされ、識別される事が多いです。同じ色でもメーカーによって色の濃さは異なります。
絶縁体に耐熱ビニルを用いたものはHIV線(二種ビニル絶縁電線)と呼ばれます。HIV線の許容電流は、IV線より約22%多くなります。
IV線より細い素線で本数が多い構成になっている電線はKIV線と呼ばれます。IV線より素線を多く撚っているため、柔らかく可とう性(曲げやすさ)があり、電気機器の配線や口出線等に使用されます。
他の電線と同じように断面積でサイズが決まっており、単線は銅の歩留まりが60%程度、サイズが大きくなる程、歩留まりは上昇し100㎟を超えると歩留まりは80%以上になります。サイズによって買取価格は異なります。株式会社八木では銅リサイクルのため電線、銅線、IV線を高価買取しております。一般的な電線の買取価格・単価は買取価格一覧をご覧ください。詳細はお気軽にお問合せください。